「個人のパーソナリティ」とは、その人が生まれ持った性質や資質のことです。
※パーソナリティ=その人の持ち味。個性。人柄
人はその資質の上に知識や、社会性を乗せているのです。
だから、まずその資質がどういった方向を向いているのかを知る必要があります。
それを知ることで、その人の職種としての適正や方向性が分かり、また、どのくらいの人たちをまとめていく力があるのかが分かります。
つまり、適正ではないのに、上司になった人がいたとしたら、その人はストレスに苦しみ、本来の力を発揮することが出来ないことになる、という事です。
そして、その人の部下についた人達からは不満が出、全体としての能率が落ちる、ということになります。
すると、職場そのものの雰囲気は悪くなっていき、その人だけの問題ではなく職場としての活気が無くなります。
当然業績は悪化する、という因果関係です。
つまり、ここでいう、「個人のパーソナリティ」知る、ということは単純に個人としての職場の適性や業績の向上というものではなく、企業全体の問題というほど重要な要素なのです。
そして「能力主義」という建前を貫くのなら、この「個人の資質」を見極めたうえで、適切な立場を提供することが、個人を活かすことであり、そのことが冒頭で説明した「欲求」と「意志」という成功の両輪を開花させることに繋がるのです。